2026/02/11
パオラ通信

私は写真系の学校で学んだことがありません。
そんな私でも、
スタジオに入ることはできますか?
スタジオを出て、カメラマンになれますか?
この不安、すごくよく分かります。
周りを見ると、
「写真学校出身」「専門で学んだ人」
そんな肩書きばかりが目に入って、
自分だけスタートラインに立てていない気がしますよね。
結論から言います。
写真系の学校を出ていなくても、スタジオに入ることはできます。
そして、
そこからカメラマンになる人も、実際にたくさんいます。
ただし。
ここからが大事な話です。
スタジオは「学校の代わり」ではありません。
教えてもらえる場所、ではないんです。
スタジオは、
仕事の現場であり、選別の場です。
できるかどうか、
向いているかどうか、
続けられるかどうか。
それが、毎日の仕事の中で静かに見られています。
「未経験だから、いずれ教えてもらえる」
そう思って入ると、ほぼ確実につまずきます。
スタジオで評価されるのは、
・どれだけ早く状況を理解しようとするか
・分からないなりに考えて動こうとするか
・言われていないことにも気づこうとするか
写真が撮れるかどうか以前に、
仕事として現場に立とうとしいてるかを見られています。
学校で学んでいないこと自体は、ハンデではありません。
でも、
「受け身のまま来ること」は、はっきり言って不利です。
じゃあ、どうすればいいのか。
今の段階で、
完璧な技術や知識は必要ありません。
でも、これだけは用意してほしい。
・なぜスタジオに入りたいのか
・なぜ写真なのか
・なぜ今なのか
この3つを、
自分の言葉で説明できること。
そして、
「教えてもらう人」ではなく
「現場で吸収しにいく人」になる覚悟。
最後に。
スタジオを出て、
カメラマンになれるかどうか。
それは、
入る前の経歴では決まりません。
入ったあと、
どんな姿勢で現場に立ち続けたかで決まります。
不安があるなら、
その不安を消そうとしなくていい。
その代わり、
今日できる小さな一歩を踏み出してください。
・スタジオの求人を1つ、ちゃんと読んでみる
・現役アシスタントの話を探してみる
・自分が撮った写真を、誰かに見せてみる
動いた人にだけ、
次の景色は見えてきます。
少し悔しいままでいい。
でも、そのまま止まらないで。
あくまで筆者の個人的な見解ですが、
写真系の学校は、
知識や技術を学ぶ場所というより、
「自分は本当にこの世界でやっていけるのか?」
それを時間をかけて試行錯誤できる、
恵まれた環境だと思います。
そこで悩み、迷い、
それでも残ってきた人たちは、
結果的に“ふるい”を一度くぐってきた分、
精神的に強いことが多いのも事実です。
一方で、
学校に行かなかった人はダメかというと、
そんなことは全くありません。
ただし、
最初から現場という土俵に立つ分、
知識や技術以上に、
「強い人たちと同じリングで戦う覚悟」が
早い段階で求められる、
それだけの違いだと思います。
学校に行っていないことを
負い目に感じる必要はありません。
でも、
気持ちで負けないためにも、
失敗を恐れず、
自分から取りに行く姿勢が
早い段階から問われるのは確かです。
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