カメラマン業界辞典
「モデル」とは、被写体としてのニーズがある人のこと。広告等の商業写真においては訴求力、アート系写真においてはその作品のクオリティーにかかわる重要なファクター。
カメラマン自身の写真力とモデルの魅力は相乗効果の関係にある。
だから、プロはモデル選びも怠ることはない。趣味で写真をやっている人ならまだしも、商業系やアート系の写真で食べていきたい人は、モデル選びにもこだわらないとライバルと並べられたときに見劣りしてしまうかもしれない。
もちろん、人物撮影に興味を持つ人がカメラ初心者のうちは、家族や友人などをモデルにいろいろ試す中でカメラや写真を学ばせてもらうのがいい。少し上達したら、知人の紹介やインスタでお願いできる人などに広げていく。
筆者の知り合いは、プロになる以前から自身の作品のために一流のモデルを使っていた。その謝礼は一日十万円以上。あの頃、給料の半分はそれに使っていたから、生活はかなり切り詰めていたと思う。今、彼は海外高級ブランドや有名百貨店のキャンペーン撮影にひっぱりだこのカメラマン。
[類語]
被写体
[例文]
トップの画像は無料のAIに生成してもらったもの。プロンプトは『日本人らしきアジア系女性を含む多人種のスーパーモデル5人。屋外で開催されたファッションショーのランウェイに横一列で並ぶ。モノトーン調の最新ハイファッション。横5対縦3の比率のフォーマット』。無料だから文句言えないけど、なんだかなー。