カメラマン業界辞典
ブックとは作品をアルバムの形にまとめた手作り作品集のことです。デザイン業界ではこれを「ポートフォリオ」と呼んでいますが、カメラマンは「ブック」が一般的です。
カメラマン営業ツールといえば、この「ブック」に「サイト(ホームページ)」と「インスタ」です。撮影分野によりこの3つのツールのどれに注力した方が良いかは異なりますが、サイトとインスタが“待ち”のツールであるのに対し、ブックは“攻め”のツールです。見せ方や魅せ方のノウハウはとても奥深いものがあります。ここにはとても書ききれないので、いつかどこかで書こうと思います。
ちなみに、最近は出力サービス(オンデマンド印刷)で比較的安価に冊子を作ることができます。ただし、多くのカメラマンはこの「冊子」を「ブック」とはしません。その理由は、
・冊子の規格サイズが小さ過ぎる
・印刷の色の再現性が残念
・クライアントに合わせて戦略的に中身を入れ替えられない
・新作と入れ替えられない
印刷冊子はあくまでも冊子として、その長所(配れる・売りさばける)を生かす使い方に割り切ってしまっても良いかもしれません。
[類語/関連語]
ポートフォリオ
[例文]
カッコいっしょ。このブック(外身)はニューヨークに行ったときに買ったんだよね。5万円くらいした。