カメラマン業界辞典
「バック」とは、字のごとく後ろのことをいいます。スタジオの場合は、被写体の後ろの何かを指す言葉となります。その時その瞬間の「バック」が何を指すかは、その場の状況で変わります。アシスタントやスタジオのスタッフは前後の流れの中でそれが何か瞬時に判断することが求められます。
例えば「バックを下げて」と言われても、バック紙や布バックなどの背景の高さを下げるのか、背景のライト(バック飛ばし)の光量を下げるのか、状況の中で適切に判断しなくてはなりません。
以前、どこかのスタジオで「バック(飛ばしのストロボ電源を)切って」と言われたスタッフが、布バックをバッサリ切ってしまったという事件が話題になっていました。他人事だと笑い話ですが、当事者はシャレにならなかったと思います。
では、問題。下の『』内の文をなるべくバックを使って言い換えてください。
『鞄の後ろにある背景紙をもう少し後ろへ』
(答えは例文↓)
[類語/関連語]
フロント トップ サイド
[例文]
バッグのバックのバック、もう少しバック。