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COLUMNコラム

ライト勘【らいとかん】

カメラマン業界辞典

「ライト勘」は、スポーツ選手の「試合勘」に似ています。試合勘が、状況や相手の動きを察知し対応する感覚のことで、実戦を通して得られるように、ライト勘はスタジオで様々なライティングを試行錯誤する中で得られる感覚です。

イメージを具現化するためにライティングをどうすれば良いか。ライト勘があればその正解に最短で行きつくことができます。

ただし、スタジオに勤めれば自然に身につくわけではないということに注意が必要です。ライティングを自分の問題として受け入れ、日々自分の意思で試したり工夫したりしていかないと身に付いていきません。

ちなみにライト勘ではありませんが、筆者はスタジオマンだったころ(フィルム全盛期)、メーターを使うことなく自分の目でストロボの光量を測ることができました。その誤差、±0.1。四六時中ストロボの光量を測っているうちに研ぎ澄まされていった感覚だったと思います。

自分的には超自慢でしたが、ロケ先にメーターを忘れたときにしか出番のない勘だったので、ポンコツアシスタントが尻ぬぐいしているだけといわれかねず、日の目を見ることはありませんでした。露出勘、残念感。

[例文]
最近、スタジオで撮影していないからライト勘鈍ったなー