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COLUMNコラム

ポラ【ぽら】

カメラマン業界辞典

フィルム時代、プロの撮影現場では撮ったフィルムの現像が上がるまで、どう写っているのか確認のしようがありませんでした。バイク便やアシスタントが現像所に走っても往復で最低1~2時間はかかります。99%の現場では、みなさん忙しいですからそんなに待っていられません。そのため、本番のフィルムで撮る前にインスタントフィルムで写りを確認してから本番に入るのが一般的でした。

当初は、そのインスタントフィルムといえばポラロイド社の製品しかありませんでした。だから、業界でインスタントフィルムといえば「ポラ」となりました。というより、当時ポラはポラしかなかったのでインスタントフィルムという呼び名すらありませんでした。

その後、フジフィルム社製インスタントフィルム「フォトラマ」が発売されます。後発だし、日本製だからフジの方が発色も感度も断然良いものでした。だから、ほとんどのカメラマンはフジフィルム社製のそれに乗り換えていきました。

で、「ポラ」という名前だけが残ったのです。

その後、現場から聞こえる声「ポラ、残り何枚?」とか「やべー、ポラ忘れた」とか「ポラ、高けーなー」とかいうポラはみんなフジでした。

[類語/関連語]
ポラウォーマー ポラホルダー FP100C フォトラマ

[例文]
このFP100Cの実行感度は(ISO)125くらいある。本ちゃんのEPRは50くらい。本ちゃんはF11で撮りたい。ポラの撮り目をいくつで適にすれば良い?