カメラマン業界辞典
「流し撮り」とは、移動する被写体の動きをカメラで追いながらシャッターを切る撮影手法のことです。被写体を画面内に固定し背景が流れているような絵にすることで被写体の動きを表現します。
現場の状況や被写体の速度により、絞りやシャッタースピードの最適値は変わります。それらや、撮る位置、フレーミングがバッチリはまればカッコいいカットになります。
どーでも良い話ですが、酒好き飲み屋好きな筆者は、初めてこの言葉を聞いたとき「流し」のカメラマンのことかと思いました。飲み屋街の店店をまわり、その場にいるお客さんのリクエストに応えて歌や楽器演奏を披露しお金をもらう人を「流し」と呼びます。同様に、カメラ持って店店を回り写真を撮ってお金をもらう人がいるのかと思ったのですが、違いました。
[類語/関連語]
手ブレ スローシャッター
[例文]
キッチンのシンクの撮影はブツ撮り。流し撮りじゃないです。