2025/05/21
パオラ通信
先日、珍しく大学生の子供から話しかけられました。
「ねえ、私が小さかったころパパが使っていたデジカメって、まだある?」
「どこかにあるよ。捨ててはいないから。なんで?」と父(私)。
「ちょっと、貸して」
「いいよ」
父はiPhoneにとって代わるまで使っていた20年くらい前のコンデジを引き出しの奥から引っ張り出し、子供に渡しました。
その後、彼女は出かけるたびにそれを持ち出している様子。父は何で今さらコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)?と思いつつ、ある日そのわけを聞いてみたのです。
「ねえ、スマホのカメラがあるのに、あえてむかしのデジカメで撮るのって何が違うの?」
その答えは、昭和生まれのオジサンに衝撃でした。
「ちょっと平成感出て、えもいから」
「え?」と私。
「あと、ふつうにデジカメで撮るの流行ってるし」
ということは、ここ10年くらいフィルムカメラがもてはやされてきましたが、それって流行だったのかなと思った次第です。
そのうち、ミラーレス全盛時代になったら、デジタル一眼レフカメラがエモいってことになるやもしれません。
昭和は遠くになったものです。
(T)