カメラマン業界辞典
「上手下手」は、もともと舞台用語。観客席から見て舞台の右が「上手」。左を「下手」という。写真や映像業界では、カメラから見て右が「上手」で左が「下手」。
筆者が業界初心者だったころ、この言葉を教わって「右」と「左」でいいじゃんと思った。しかし、現場に出たら「右」とか「左」といっても、どちら側から見た右(左)なのかがわからない。そりゃ「上手・下手」という言葉が必要なわけだと納得した。
ちなみに英語ではそのまま「Stage Left」、「Stage Right」という。
日本では同じ漢字を書いて「じょうず・へた」とか「うわて・したて」とも読む。「かみて」が「じょうず」なのは日本的事情によるもの。
[類語]
時計回り 反時計
[例文]
上手い具合に上手から上手投げ。